旅のルート
第1弾 フランス・ベルギー鉄道の旅

シャルルドゴール空港から鉄道を利用して、そのままベルギーはブリュッセルへ。
アントワープやブルージュといった近隣の街へも電車へサクッと移動します。
そしてタリスでパリに戻り、ボルドーやルーアンも楽しむ、ぎゅっと楽しむ8日間の鉄道旅です。

ブリュッセル

ブリュッセルに着いたら、グラン=プラスへ。11世紀に起源するこの大広場をヴィクトル・ユゴーが「世界で最も美しい広場」と称したのは有名な話ですが、ジャン・コクトーはその美しさを「絢爛たる劇場」と讃えました。
15世紀建造の市庁舎と王の家、そしてギルドハウスなど、それぞれ異なる建築様式が大広場の四方を囲むその様はまさに圧巻壮麗のひと言です。
グラン=プラス周辺には洒落たカフェやレストランにワッフルのお店、そして、ヨーロッパで最も古いアーケードであるギャルリー・サンテュベールには世界で最も美しい本屋、トロピズム(TROPISMES)を始め、ベルギー王室御用達店やチョコレートショップなどが軒を連ね、あれもこれもと目移りしてしまいます。

アントワープ

アントワープは古くから貿易で栄えた街で、ヨーロッパ第2の港を擁する都市です。
この街に降り立つ人々を真っ先に出迎えるのが、世界でも最も美しい駅と評されるアントワープ中央駅。20世紀初頭に完成した駅舎は大理石の彩りと重厚さが調和した見事な意匠で威風を払っています。
駅構内にあるロイヤルカフェはぜひとも立ち寄りたい場所のひとつで、王室をイメージした店内は天井が高く、白を基調とした装飾で高級感に溢れています。そして、日本人にとってこの街が馴染み深いのは名作「フランダースの犬」の舞台としてのはず。聖母大聖堂の中央祭壇に掲げられたルーベンスの「聖母被昇天」を見上げたら、あのネロとパトラッシュの悲話の感動が蘇ることでしょう。

ブルージュ

静かな運河、石畳の路地など、「屋根のない美術館」と称される街並みは、まるで時が止まったかのような中世の趣を感じさせ、誰もが心ときめくはず。
古都ブルージュの中心は、かつての繁栄を偲ばせるマルクト広場を、ギルドの館、鐘楼、州庁舎などが周辺を囲みます。鐘楼は街のシンボルであり、83mの塔に上ってその絶景を楽しむこともできます。
また、伝統工芸品のレースは宮廷文化とともに発展、重要な輸出品としてベルギー経済に貢献してきました。ベルギーレースの繊細な美しさは、国内を始めヨーロッパ各地の王侯貴族・聖職者の衣服を華やかに彩ってきました。レースセンターではその歴史、仕組み、コレクションに真近で触れることができます。

パリ

ルーブル美術館、エッフェル塔、ノートル・ダム大聖堂など、パリは至る所にテレビや雑誌で見た”あの”場所があり、街を歩いてみればセーヌ川にシャンゼリゼやサン=ジェルマンの大通り…パリで訪れるべき場所はとても数え切れません。
パリを彩るのは歴史や建築に纏わるものだけではありません。グルメやファッションといった文化の最先端をも体現、発信し続けているからこそ、世界中の旅行者が愛してやまないのです。何処を切り取っても、華の都として燦々と映えるのです。
パリを知るには一度や二度では足りないでしょう。なぜなら訪れる度に変わらない懐かしさも感じることができ、でもそこに新しい顔で我々を出迎えてくれるのですから。

ルーアン

パリから列車で西へ1時間、ルーアンはノルマンディー地域圏の首府都市です。ジャンヌ・ダルクが最期を迎えた地として、彼女に纏わる建物も多く残る街です。
この街のシンボルであるノートル・ダム大聖堂は、クロード・モネの連作「ルーアン大聖堂」が聖堂西正面をモチーフに描かれたことでとても有名。そして、ゴシック建築を代表する聖堂は荘厳な外観、堂内の広々とした空間、ステンドグラスの美しさは必見です。
他にも宗教建築が多数残されていることら、「100の鐘楼を持つ街」とも呼ばれ、うっとりするような華やかな雰囲気が街を包みます。旧市街は木組みの家が当時の姿で多数保存されており、ノルマンディー独特の文化を味わえます。

ボルドー

2017年には、ロンリープラネトが選ぶ「世界で最も訪れたい都市」1位にも選ばれたワインの名産地、ボルドー。古くからワインを輸出する港として栄えたこの街は、ガロンヌ川の湾曲に沿って発展したことから「月の港」と呼ばれます。市内にはパリのオペラ・ガルニエ宮のモデルになったと言われるグラン・テアトルや、幻想的な水鏡の広場が有名なブルス広場など見どころが多く、また、巡礼地のモニュメントとして世界遺産に登録されているボルドー最大の教会、サン・タンドレ大聖堂のほか350を超える歴史的建造物が今も残っています。
2017年夏には TGV高速路線が開通し、パリからの所要時間も3時間から約2時間にまで短縮。日帰り旅行もできる場所になりました。

鉄道旅の日程
  • 1月28日(日)

    ブリュッセル泊

    日本出発

  • 1月29日(月)

    ブリュッセル泊

    シャルルドゴール空港 到着

    シャルルドゴールTGV駅 ー ブリュッセル南駅

    ブリュッセル中央駅 ー アントワープ中央駅

    アントワープ中央駅 ー ブリュッセル中央駅

  • 1月30日(火)

    ブリュッセル泊

    ブリュッセル中央駅 ー ブルージュ駅

    ブルージュ駅 ー ブリュッセル中央駅

  • 1月31日(水)

    パリ泊

    ブリュッセル南駅 ー パリ北駅

    ブルージュ駅 ー ブリュッセル中央駅

  • 2月1日(木)

    パリ泊

    パリ・サンラザール駅 ー ルーアン・リヴ・ドロワ駅

    ルーアン・リヴ・ドロワ駅 ー バリ・サンラザール駅

  • 2月2日(金)

    パリ泊

    パリ・モンパルナス駅 ー ボルドー・サン・ジャン駅

    ボルドー・サン・ジャン駅 ー パリ・モンパルナス駅

  • 2月3日(土)

    機内泊

    空港に行くまでパリ観光

    パリ出発

  • 2月4日(日)

    日本帰国

第2弾 イタリア満喫周遊

ローマからミラノまで、フィレンツェやチンクエテッレなど立ち寄りがら鉄道を利用して北上してゆきます。 特にチンクエテッレは、今やフォトジェニックスポットとしても有名な村。そんな小さな村々にも鉄道で行けるのがイタリア鉄道旅の醍醐味です。

ローマ

言わずと知れたイタリアの首都、ローマ。コロッセオなどの古代遺跡や世界一小さい国『バチカン市国』など観光スポットがたくさん。映画『ローマの休日』で登場するスペイン広場や真実の口など、映画のロケ地を訪れる観光客も絶えません。グルメについては、カルボナーラ発祥の地であり、卵とパンチェッタの濃厚さはよだれもの。発祥の地だけあってローマには美味しいカルボナーラが食べられるお店がたくさん。リサーチして是非、本場ローマの美味しいカルボナーラを味わいましょう。

チンクエテッレ

チンクエテッレはイタリア語で「5つの土地」を意味しています。その意味の通り、モンテロッソからリオマッジョーレまでのリグーリア海岸にある5つの村で、世界遺産にも登録されています。断崖絶壁のカラフルな建物がフォトジェニックなことでも人気を博す観光地となっています。ただただ歩くだけでも楽しい村々で、お土産選びも楽しくなるばかり。チンクエテッレ産のワインや、レモンチェッロ、レモン石鹸などかわいいものがたくさん。5つの村でお土産が安くゲットできるはリオマッジョーレのようです。

フィレンツェ

15世紀メディチ家による統治のもと、ルネサンス文化が花開いたフィレンツェ。オレンジ色のドーム型の屋根の全景の美しさ、メディチ家歴代の美術品やポッティツェリの『春』などを所蔵するイタリア最大の美術館のウフィツィ美術館などなど見ていると気分も優雅になる見どころが満載。また、ここフィレンツェには現存する世界最古のサンタ・マリア・ノヴィッラ薬局の本店があります。石鹸、香水などは当時と変わらない手法で製造しているそうで、女性への贈り物にも人気間違いなし。

ボローニャ

ボロネーゼ発祥の地にして美食の街とも称されるボローニャは、食いしん坊にとっては絶対見逃せない街。一度は口にしたことがあるであろうボロネーゼは「ボローニャ風の」という意味で、正統派のものは材料がきちんと定められているほど。またヨーロッパ最古の大学を有していることでも知られ、かつては教会の反対をものともせず、世界初の人体解剖が行われたことでも有名です。旧ボローニャ大学(別名アルキジンナージオ宮)の解剖が行われた部屋は今も現存し、見学することもできます。

ミラノ

北イタリアの首都にして、ファッション・インテリア・デザインの発信地でもあるミラノ。やはり観光の目玉は、レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会です。ここは一日の入場制限があるので事前予約必須です。そしてミラノを象徴するドゥオーモの屋上から街の全景を眺めることができ、プラダ本店があるアーチ形のガラス天井が美しいヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアなど見どころ満載です。ガレリアにはおしゃれなカフェやレストランも充実しています。

鉄道旅の日程
  • 4月18日(水)

    機内泊

    日本出発

  • 4月19日(木)

    ローマ泊

    午前:ローマフィウミチーノ空港着

    午後:ローマ観光

  • 4月20日(金)

    ローマ泊

    全日:ローマ・バチカン市観光

  • 4月21日(土)

    モンテロッソ泊

    午前:ローマ→モンテロッソ

    午後:リオマッジョーレ、マナローラ観光

  • 4月22日(日)

    フィレンツェ泊

    午前:コルニリア・ヴァルナッツァ・モンテロッソ観光

    午後:モンテロッソ→フィレンツェ移動

  • 4月23日(月)

    午前:フィレンツェ観光

    午後:ボローニャ日帰り

  • 4月24日(火)

    午前:フィレンツェ観光

    午後:フィレンツェ→ミラノ移動

  • 4月25日(水)

    午前:ミラノ観光

    午後:ミラノマルペンサ空港出発

  • 4月26日(木)

    日本着

Coming Soon!

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